シリコンオイルの特長・特性

シリコンオイルは、一般に無色透明の液体で、耐熱性、耐寒性、耐水性に優れており、広い温度範囲にわたって粘度変化が少なく、電気特性にも優れていますし、離型性、撥水性、消泡性、潤滑性なども兼ね備えています。 このような優れた性質を利用し、なくてはならない工業材料として高範囲な分野で使用されており、ケイ素原子に結合した有機基の種類により、ストレートシリコーンオイルと変性シリコーンオイルに大別できます。 シリコンオイルの特長・特性としては、耐熱性があり、空気中の酸化に対して安定で、150℃以下ではほとんど酸化による変化を受けませんし、空気中では180℃以上になると酸化が始まり、高温になるほど酸化が促進されて粘度の上昇が大きくなります。 耐寒性も優れており、−40〜−50℃でもなお流動性を保ちますし、低温での使用に最も適しています。 さらに、粘度の温度依存性が小さいので、温度による粘度の変化が鉱油系または植物系の油に比べて非常に少なく、そのほぼ2%の変化に過ぎないのです。 表面張力が小さいこともあり、シリコンオイルの表面張力は、他の液体に比べて極めて小さいという特異な性質があります。 温度依存性が大きく、シリコーンオイルの熱膨張率は、水や鉱物油などに比べて大きく、その比重や容積は温度により大きく変化します。 比熱・熱伝導率は、鉱物油に比べてやや大きいですね。 さらに、シリコンオイルの特製としては、圧縮性やせん断に対する抵抗、電気特性、潤滑性、耐薬品性、耐放射線性、音の伝播速度にも優れております。

シリコンオルの用途

シリコンオイルの用途としては、絶縁油として使うことができ、電気特性、耐熱性、耐寒性などを利用して、車両用トランスやコンデンサーの絶縁油、OF(Oil Filled)ケーブルの絶縁油や、トランジスターなどの電子部品の封入絶縁油など使えます。 液体カップリングとしては、耐熱性、耐寒性、機械的せん断安定性、粘度の温度依存性の小さいことなどを利用し使われます。 緩衝油としては、緩衝作用に優れ、粘度の温度依存性、腐食性も小さいので、サーキットブレイカー、ディーゼルエンジン、ドアチェッカー、電子ばかりや車両および航空機計器などのダンパー油として用いられていますね。 潤滑油としては、粘度の温度依存性が小さく、耐熱性、耐酸化性に優れているが、油膜強度が小さいため、木材、プラスチックなどの軽潤滑には適しています。 さらに、熱媒や撥水剤および表面処理剤、離型剤および内部添加剤に消泡剤、ワックスや化粧品、プラスチック添加物、塗料添加剤やウレタンフォーム整泡剤と使うことができます。

シリコンオイルのけん化価やMSDS

石鹸を作るときに必要なシリコンオイルのけん化価は、190〜200くらいが良いですね。 化学物質のラベル表示や安全データシートのMSDSに表示されてるものが良いですが、納入するたびに添付されるものではありません。 MSDSは、作業場所の見やすい場所に常時掲示、または備え付けるなどの方法により、シリコーン製品の安全な取り扱いがなされるように活用しましょう。